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会長日記

プラモデル病

小学校の低学年くらいのとき、ときどき熱が出て学校を休みました。熱が下がって学校へ行くと、友だちが「プラモデル病治ったか?」と言うのです。そのころ私は、プラモデル作りが大好きで、親に買ってもらったり、自分の小遣いを貯めたりして買ったものに、時間も忘れて熱中し、夜中まで寝ないので、母親からよくしかられていました。翌朝になると、寝不足と疲れで発熱し(実際は風邪か何かでしょうが)学校を休むことになります。母がそのことを担任の先生に連絡すると、先生は私が学校を休むと「今日はプラモデル病で休み」とみんなに言ってしまうのです。

プラモデル熱は中学校に入ると、野球部の練習で忙しくて冷めていきましたが、ときどき新しいモデルを買っては組み立て塗装をしていました。

1960年代の初めまでは国産のプラモデルはレベルが低かったのですが、1960年代の後半になると田宮模型が画期的な技術向上をはかり、次々と実物に忠実なモデルを発売します。写真は私が中学生時代に作ったものです。

ボックスアートといわれる箱絵も職人画家たちが胸躍る傑作を描きます。初期の第一人者は小松崎茂であり、その後、高荷義之が人気実力ナンバーワンとなります。

タミヤのミニ情報誌「タミヤニュース」は創刊が1967年、52年を経過して今年第600号を発刊しています。私はその50年以上昔の創刊当時の冊子をまだ捨てられずに残してあるのです。断捨離とは程遠い趣味の罪深さです・・・・まさに病気でしょうか?

社長