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古民家、田舎暮らし

ついに歴史に幕を降ろす時が・・・

M様との出会いは、今から4年近く前の平成19年12月。
M様からの電話が最初でした。

M様のご実家の空き家を解体したいということでした。

お話をお伺いさせていただいたところ、その建物は
徳川中期に建てられたものらしいとのこと。
お持ちになられていた新聞資料も拝見させていただきました。

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これまで、この立派な歴史ある旧家を何とか残せる方法がないかと
いろいろと協議し、多方面に声をかけてきましたが 残念ながら
保存・活用にいたることはありませんでした。

滋賀県立大学の濱崎教授にもお願いし、実測調査を終えていただき
なんとか資料には残していただけるかと思います。

400年近くの歳月が経ち、また昨年の大雪の影響もあり かなり痛みが
進行してしまった旧家は、現地再生・移築再生の夢も叶わず
その歴史に幕を閉じ、いよいよ明日から解体工事に取り掛かります。

私の力不足でこの建物を活かすことが出来ず、
とても寂しく 残念な想いでいっぱいです。

                                   西邑