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会長日記

ユニバーサルデザインの大浜モデル

私の家は、今から10年少し前、還暦を目前に計画したモデルハウス的な意味合いを兼ねた住宅で、両親の介護や孫の誕生という時期とも重なり、まさにユニバーサルデザインを意識した造りとなっています。

”家づくりノウハウ”の直前ブログが「ユニバーサルデザイン」だったので、今回大浜モデルを簡単にご紹介しましょう。

まずは玄関への通路がスロープになっています

洗い出し仕上げで、滑りにくいのですが、10年でやや汚れが目に付き始めました。

駐車スペースからは低い段差の敷石
玄関の上り口にも手すりを設置
玄関ホールからリビング、廊下、階段もできるだけ段差を少なく
リビングと和室の仕切りにもレール分だけの凸凹
1階寝室は3枚の吊り下げスライドの引き戸
車いすでも余裕のある、充分な開口幅をとることができています
トイレも車いすでそのままOKの広いスペースがとってあります

孫たちが来ると「トイレめっちゃ広ーい」とびっくりしています。

便器に可動式の手すりと、壁面に体を支える手すりがあります
浴槽は浅く跨ぎやすく、当然手すりも付けます
2階への階段手すりは絶対の必需品
2階からもできるだけ直線的な動線
この家唯一の開き戸の2階寝室、トイレと納戸も当然段差なしの仕上げ

このように2階寝室以外のすべての扉は引き戸となっており、開口幅を大きく取り、段差をなくしたのでつまづくこともありません。高齢者だけでなく、ハイハイからよちよち歩きの赤ん坊にもやさしいデザインです。

リフォームによるバリアフリー工事も年齢を重ねると必要になってきますが、新築されるときには、最初からみんなにやさしいデザインを考えることも選択肢に入れてみて下さい。

近影、珍しく南西面から撮影してみました

琵琶湖からの西日と、冬場の強い北西の季節風を受け続けている西面の焼杉の壁面は、10年を経て「つなぐ家」のアピールポイントの黒い壁から味わい深い風格を漂わせてきました。もう少ししたら塗り直しをしようかと思っています。

会長