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会長日記

社内溶接勉強会

国友工業(株)の鉄工事業部には機械部門と製缶板金部門があります。昨日土曜日の終業1時間くらい前からその製缶グループで、溶接の勉強会を開きました。このグループには、10代から70代まで十数人の社員がいますが、最近の世代交代で若い社員の比率が多くなり、お客様であるメーカーの高い要求にこたえるために、技術、技能の訓練が欠かせなくなっています。職人技ともいえる溶接技術をマスターするには、多くの経験と知識が必要です。そのため、社員が毎日切磋琢磨することが良いと考えて、現場サイドで自発的に開催されるものです。

今年の春入社の新人を見守る先輩たち

製缶板金部門で製作される製品は、工場ラインの機械架台や安全設備など多岐にわたりますが、その多くに鉄や非鉄をつなぎ合わせる溶接作業が必要となります。

溶接をする作業者には、JIS溶接技能資格試験があります。評価試験に合格すると資格が与えられますが、3年に一度は、試験を受けて更新しなければならない厳しいものです。毎日溶接作業をしているベテランでも落ちることが珍しくありません。今、10人以上の社員が資格をもっています。(複数の資格取得者も多くいます)

最新式の半自動溶接機

あらかじめ用意しておいた課題を一人づつ製作して出来上がりをみんなで観察します。

評価を出すのは、藤井事業部長と竹内グループリーダーです。

溶接後グラインダーで仕上げます

仕上げた後をもう一度点検します。ピンホールや割れが出ていれば、実際の仕事ではやり直さなければなりません。

きれいな仕上がりの例です。

溶け込み不足のピンホールです

どんな仕事でも、いくつになっても、何年経験していても、常に謙虚に学ぶ姿勢が大切だと思います。

社長