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BLOG神照の家
南面外壁の杉板
今回は「マキノの家」を見学されて
グレートーンに着色決定
面が変わって玄関側はパイン色
ブラウン系のガルバリウム鋼板とすごくあってますね。
内装は断熱工事が完了
「神照の家」の断熱仕様は
セルロースファイバーの充填断熱で
壁;105mm 屋根;185mm
窓や床面の断熱と合わせて計算した
外皮性能=UA値;0.62
旧数値のQ値で1.9程度でしょうか・・・
以前からちょくちょくBLOGで出てくるUA値やQ値って何のこと?
と皆さんお思いのはず
国の基準値としてある程度の断熱性能が決まっています。
UA値が平成25年からの基準で外皮、いわゆる屋根・壁・床等の
外部の面積で換算し表した断熱の基準値
Q値がそれ以前で平成11年に定められた基準
熱損失の抵抗値を床面積で換算し表した基準値
(Q値は床面積が広い建物(大きな建物)ほど数値がよくなり
小さな家が損しているようなことになります)ので改正されたんでしょう。
我が滋賀県は5地域(旧Ⅳ地域) 最低でも UA値で0.87 旧Q値で2.7 を
したまわらなければなりません・・・でもこれは基準値ギリギリでのお話。
熱い部屋がある。
寒い部屋がある。
窓が結露している。
家族のみんなが快適に暮らそうと思うと基準ギリギリでは残念ですが
それも叶いません建物も結露でそのうち傷んできます。
現在の住宅ではそれ以下のものもまだまだ建築され続けているのが
現状なのが残念です・・・
「神照の家」UA値;0.62 基準値で中越や長野でも対応
できる性能値、でもこれを我々の長浜地域の標準としたいです。
そうでないと家じゅうが均一な温度分布にならず、
そしてこの建物の気密測定の結果ですが、C値;0.67 でした。
次にC値とは外部面の隙間相当面積で
一般的な住宅は5.0程度でしょうか・・・?
C値;2.0で高気密住宅
C値;1.0で高性能住宅の部類になります。
C値;1.0を下回ると計画換気がより正確なものとなり
優れた外皮の性能(断熱性)との相乗効果で冷暖房効果がさらに向上
冬場では蓄熱暖房機1台やエアコン数台(2台程度)で家じゅう
暖かくすることが出来ます。
一般的な断熱性能の住宅(次世代省エネ基準ギリギリとか)では
各室にエアコン設置で5~6台は必要でしょうか?
ということは、単純にエアコン×たくさんの購入費+光熱費(ランニングコスト)分の
差額分が高性能住宅にすると浮いてきますよねっ☆
浮いた分のお金を住宅の性能向上に使えば、それだけで家じゅうが
生涯 温度ムラの無い快適な空間☆になるんです。
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