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BLOG今日から一年生
残念ながら桜は早々に散ってしまいましたが、4月10日春爛漫の晴天の暖かい日差しの中、長浜市内の各小中学校では入学式が行われました。コロナも終息しつつあり、久々にマスクを外した笑顔の子供たちが戻ってきたのは、とてもうれしいことです。
私の孫のkeitaとmeiも新一年生になりました。ローカル夕刊紙に手を上げて返事するmeiの写真を見つけてびっくりです。入学式もいろいろありますが、やはり小学校への入学が親子にとっては一番のエポックメイキングな出来事かもしれません。
平成28年8月にわずか1800グラムの体重で生まれてきたkeitaも、元気に成長して入学式を迎えられたのには、じいさんとして感慨もひとしおです。
この子の学校は制服もなく、黄色いリュックでなくてランドセルなのでその子の個性というか親の好みが感じられて興味深いと言えばそうです。
私は自分の子供3人の入学式には出席したことがないので、想像でしかわかりませんが、本人はともかく親にとってはさぞかし嬉しい記念日だろうと思います。孫たちだけでなくすべての子供たちの、これからの健やかな成長を祈念します。
5年前に亡くなられた地元の画家、イラストレーターの佐々木洋一さんが昭和30年代の長浜を描いた水彩画にその場所にゆかりのある人のエッセイを加えた画文集に「わたしの長浜」という本があります。
佐々木さんは弊社のご近所の十里町にお住まいでしたが、この本の中に「長浜北中学校付近の街並み」という絵があります。この絵についての文章を書いているのが私の父です。
「雨が降ると田んぼの水が増水して家の中まで入ってきて、大変困った」とあります。また「北中学校までの野道を行けば、小川には、小鮒、モロコ、ウナギが泳いでいた。当時静かな良い街だった」と思い出を語っています。私も幼いころの記憶がよみがえります。
今ではとても想像できない風景ですが、証明する写真がありました。
このセピア色の写真は、ちょうど60年前の私の小学校入学の写真です。上下揃いの半ズボンスーツに蝶ネクタイ、黒い制帽に黒いストッキング、ランドセルを背負った正装です。
そんなことよりも、その背景がまさに絵と同じ場所なのです。ちょうど今では弊社の工場があるあたりかと思います。
60年の時の流れを感じる小学校の入学式の話題でした。
社長
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