田舎の伝統木造在来工法いわゆる【田の字】の住宅。

世代交代に伴い和室二間はそのまま残しつつ、その他の間取りを見直すと共に高断熱化を目的としたリノベーションとしています。

夏・冬ともに快適に過ごせるよう、無断熱だった建物にセルロースファイバーなどによる断熱施工と全ての窓を樹脂窓へと変更し、リノベーションながらもＱ値を2.0レベル(UA値：0.55)相当まで向上させています。
こちらの住宅はSTAFF 笠原 自邸です☆

湖北エリア特有の紅ガラ塗りの外観を古色紅ガラ塗りへ変更しています。
白壁との対比が美しくなり、古民家的な雰囲気が生まれました。
外壁は焼き杉板とウッドロングエコ塗布の杉板目板張りの組み合わせ。外観が重たくなり過ぎないように配慮した“部分使い”が外観を趣ある雰囲気に感じさせます。

北面に配置されるLDKへ太陽の陽射しが差し込みます☆

東面の一部分を吹抜けへ明るい朝の陽射しが気持ちい♪

室内は外観のイメージを崩さない和の空間、色合いも既存の和室に馴染むように
自然素材の素材そのままの色合いが味わえる“蜜蝋ワックス仕上げ”にしています。
LDKの天井は桐、壁は漆喰、床はチーク材を使いました。
住むほどにあじわい深くアンティークになってくれること間違のいない、落ち着きある空間に仕上がりました。

詳細情報

Ua値：0.55
施工面積：54.0坪(建物65.0坪)
工期：5.5ヶ月
屋根：既存イブシ瓦
外壁：杉板目板張りウッドロングエコ塗布、焼杉板、漆喰壁
窓：APW330
内壁：漆喰、空気を洗う壁紙
床：クリ［節ナシ］/ベンチーク［節ナシ］/ひのき［節アリ］
空調：エアコン
薪ストーブ：ヨツールF305
竣工：2016.4